Design
夜明けの空、静かな波が色を変える。漆黒を破って青から赤へ。
変わらない美しさと、変わりゆくことの美しさを感じて。
色が変わる穏やかな波を伝統の素材と彫刻で描きました。
黒と褐色の間で常に色を変え続ける赤銅に「波唐草(なみからくさ)」模様を彫り入れ、プラチナ/ゴールドと組み合わせました。指輪全体で波模様が繋がるように、お一人お一人の指に合わせて丁寧に手彫りします。
フォーマルな「濡羽色(濡烏)」と「寂び」を感じる赤銅色。日本の伝統を技・模様・色で表現した指輪です。
夜明けの空、静かな波が色を変える。漆黒を破って青から赤へ。
変わらない美しさと、変わりゆくことの美しさを感じて。
古都、平城京の歴史を見守ってきた正倉院に、「鏨(たがね)」という彫金工具で彫刻された数々の宝物が眠っています。
現在では「和彫り」とも呼ばれるこの技は、千年以上も昔から美術品や寺社仏閣を彩り、現代まで脈々と受け継がれてきました。小さな棒状の「鏨」を持ち、小鎚でコツコツと叩くことではじけるように輝く模様を描きます。
美しさと引き換えに難易度が高く、継承者が減りつつある伝統の彫金。MIORINGの鏨彫りは細部に至るまで、江戸時代から系譜の続く一流の「伝統工芸士」が彫り入れます。
ブライダルリングの枠を超え、ジュエリーとして、伝統工芸品として輝く彫刻をお愉しみください。
失われつつある希少な金属素材「赤銅(しゃくどう)」。美しさと強さから刀の鍔(つば)や根付(ねつけ)、簪(かんざし)などに使われてきました。
その名の通り、配合された当初は赤みがかった銅色ですが、「煮上げ」を施すことで色が変わる特性を得て、女性の美しい黒髪をあらわす「濡烏(ぬれがらす)色」に変わります。
MIORINGでは工房に伝わる古い文献を紐解き、秘伝の配合と煮上げの秘密を解明して蘇らせたうえで、さらに純金の比率を高め、青みがかった黒紫色を引き出しました。
酸やアルカリの影響を受けるため、着用すると数日から数週間単位で夜が明けるような赤茶色に変わりますが、放置するとまた黒色に戻ってゆく「色の変化」が愉しめます。どの色で落ち着くかはお使いいただく方によって異なります。
夜が明け、また日が沈む。移り変わる四季に美しさを見出す「変わりゆくことの美しさ」を感じる特別な素材です。
自由鍛造製法
鏨彫り(和彫り)波唐草模様
赤銅黒色煮上げ
プラチナ900/赤銅
K18ホワイトゴールド/赤銅
K18イエローゴールド/赤銅
K18ピンクゴールド/赤銅
K18萌黄金/赤銅
当商品は、ペア共通デザインとなります
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